2020年02月14日

「5年ぶりのアーティゾン美術館へ」

みなさんこんにちは。春めいた風も吹くようになりましたね。
ただ、体調を崩される方が続出しておりまして、弊所でのご相談やお打ち合わせのリスケジュール等も多くなってます。お互い体調管理には気を付けましょう。
さて、今回も美術関係のことを書かせていただきます。なお、私は、これまでただ漫然と絵画を見てきただけで美術鑑賞者としては「新人」同然で勉強中なのです。そこで、実は以下の記事は、鑑賞眼と知識を持ち合わせている「先達」に内容を監修してもらっています(笑)。

2015年から休館していたアーティゾン美術館の開館記念展「見えてくる光景 コレクションの現在地」へ行ってきました。5年ぶりの訪問です。休館前の企画展「ベスト・オブ・ザ・ベスト」展以来なので懐かしい気持ちになりました。
生まれ変わったアーティゾン美術館は、展示空間にゆとりがあり作品の世界により入り込めそう。海外の美術館のように撮影も可能なので、好きな作品を撮るのも良いですね。今回は作品鑑賞に集中しようと思い撮影しませんでしたが、次回来訪時にはチャレンジしようと考えています。
開館記念展「見えてくる光景 コレクションの現在地」でもアンリ・ルソーに出会いました。ルソーの《牧場》は、その名の通り牧草地に牛と人が描かれているのですが、なんだか牛が人に対して大きすぎるような……。大原美術館所蔵の《パリ近郊の眺め、バニュー村》を思い出しました。こちらの絵も人と牛の大きさが不思議なバランスです。「人物に対して牛はこのくらいと大きさ」といった枠にはまらない表現がルソーの魅力のひとつですね。
オディロン・ルドンの《神秘の語らい》は二人の女性が描かれています。しかし、何をしているのかは不明。諸説あるようですが、個人的には、ひとりがもうひとりの手を取ってどこかへ誘おうとしているように見えます。岐阜県美術館の《神秘的な対話》との関連も気になりました。他にも類似の作品があるようなので、見比べて内容を考察してみたいものです。
2015年以来のアーティゾン美術館。開館記念展ということもあって、とても充実した企画展でした。今後も休館中に収集された作品などが展示されるそうで、さらなる出会いが楽しみです。
posted by 金沢幸彦 at 09:41| Comment(0) | 日記

2020年01月31日

ブログ復活しました

久しくブログの更新が途絶えていましたが、今後は堅苦しく考えずに、法律の話だけでなく、趣味の美術館巡りの話なども書いていきたいと思います。
再開1回目は、「へそまがり日本美術」という美術展のお話です。

2019年5月、府中市美術館で開催された「へそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで」を見てきました。昨年訪れた中で最も好きな企画展です。

一番の楽しみは三代将軍徳川家光が描いた絵を見ること。ミミズク、うさぎ、鳳凰の絵がありました。味わい深い絵との前評判は知っていましたが、確かにどの絵も言葉にできない不思議な仕上がりでした。特に鳳凰は「ぴよぴよ」と鳴き出しそうな様子でした。

会場には、日本美術の企画展にもかかわらず、フランスの画家アンリ・ルソーの『フリュマンス・ビッシュの肖像』があり異彩を放っていました。地面から浮いている人物、人が通れなさそうなとても細い道、感情が読み取れない平面的な顔……ピカソが愛好していたのも納得な、今まで見たどの絵にも当てはまらない独特な作品でした。

長澤蘆雪の子犬がじゃれあっている絵に思わず和んだり、うなだれているように見える鶴の絵に驚いたり、へそまがりへの愛情あふれる解説におかしくなったりと、見どころの多い展覧会でした。

ゆる〜い絵やへそ曲がりな絵を通して、教科書に載っていないもうひとつの日本美術史に触れることができました。
posted by 金沢幸彦 at 19:02| Comment(0) | 日記

2016年01月02日

身近な法律相談 第1回

みなさん、明けましておめでとうございます。
今年の正月は、二日から事務所に出ております(苦笑)。まあ、仕事があるだけありがたく、30日、31日、元旦と休めば十分!家で休んでいる気がしないものですからね。
さて、ここ何回かは労働問題を扱います。
★労働時間とはなんでしょう?
労働時間とは、労働者が使用者の指揮監督に服し労務を提供している時間をいいます。
この定義(定義とは法律学の世界でよくのですが、「○○とは××のことをいう」という様に使います)からすれば、たとえば作業準備時間などであっても、準備が会社の命令もしくは労使慣行によるものであれば労働時間に該当することになります。
つまり、実際の時間の使われ方が上記定義に該当する限りは、言葉で「休憩時間」などと定めたとしても労働時間に該当するのです。
労働時間は週40時間1日8時間までを限度とするのが原則です(「法定労働時間」といいます)。なお、純粋な休憩時間はこれに含まれません(たまに勘違いされる方がいます)。使用者は、この法定労働時間の範囲内であれば任意に労働時間を定めることができ、これを所定労働時間といいます。そして、使用者が法定労働時間を超えて労働者を働かせるためには、単に残業代を払えばいいというわけではなく、労使間で労働基準法36条に基づくいわゆる三六協定を結び労基署に届け出ることが必要です。特に使用者の方は、ここに注意されてくださいね。


posted by 金沢幸彦 at 19:17| Comment(0) | 日記