2020年03月03日

「ハマスホイとデンマーク絵画」

疫病による大混乱が続いていますね。こんなことは四十年以上生きてきて、初めての経験です。
今のところ裁判は、裁判員裁判を除いて(なぜ裁判員裁判だけ?)予定通り行われていますが、今後は何が起きることやら・・業界では「裁判所で一人でも感染者が確認されたら、そこの裁判所の裁判はすべて中止」という未確認情報も飛び交っています。
ところで、世の中の大きなうねりの中に巻き込まれるように、見に行こうと計画していた幾つかの美術展もことごとく中止になってしまいました。
残念ですが無理もないですかね・・・今の日本では、中止にしないこと自体が「非国民扱い」されることは必定ですからね。もう少し柔軟な判断はないものなのかな(汗
今回の記事も、再訪を決意していたものの、中止によってその機会がなくなってしまった美術展についてのものです。


夜間会館を利用して、東京都美術館で開催されている「ハマスホイとデンマーク絵画」展へ行ってきました。ハマスホイの作品とと19世紀のデンマーク絵画の企画展です。
ハマスホイの作品は一度だけ見たことがあります。好きな作風だったのでとても楽しみにしていました。北欧のフェルメールと称されるハマスホイですが、個人的にはオディロン・ルドンに似ているような。特に風景画の色使いや描写が近しい気がします。モノクロの絵を中心に描いていたところも共通点ですね。ルドンは《Y.日の光》で大きな窓から見える木を描いていますが、ハマスホイは《廊下に面した室内、ストランゲーゼ30番地》で大きな窓から廊下を隔てた別室の窓か覗いている絵を描いています。窓の外に木を描くか窓を描くかは画家の流儀でしょう。
ハマスホイの作品以外にも近代デンマーク絵画が多く展示され見応えがありました。2017年に国立西洋美術館で行われた「スケーエン:デンマークの芸術家村」で見た作品を再び見られたのが大きな収穫でした。特に《ボートを漕ぎ出す漁師たち》は何度見ても迫力があります。スケーイン派の絵は他のデンマーク絵画の暖かな雰囲気とはまた違った味わいがありました。
夜間会館の時間帯であったことに加え、企画展が開始してからすぐの訪問だったので落ち着いて静寂の世界を味わうことができました。
そして、企画展のコラボグッズは洗礼されたものばかり。さすが北欧。つい、あれこれ買いたくなります。会期中、夜間会館を利用してまた訪れようと考えています⇒(付記)結局その機会はないまま終わりました。残念・・
posted by 金沢幸彦 at 11:39| Comment(0) | 日記
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