2020年02月24日

「未来と芸術展」 未来と芸術展

新型肺炎の影響で、世の中のイベントは自粛の嵐ですね。
昨日は、一部で免疫によいとも言われているカレーを神保町の某店でいただきました。
ここは欧風カレーの名店だけに、店外の階段の外まで伸びた行列が2フロア上まで続いていました。
しっかり食べて体力温存しかありませんね。
さて、今回は少し前に訪れた美術展の記事です。少し不思議な近未来感あふれる展示でした。

「未来と芸術展」

森美術館で開催されている「未来と芸術展」へ行ってきました。2016年の宇宙と芸術展が好みだったので、未来と芸術展も楽しみにしていました。

作品の撮影が可能だったので、興味を惹かれた作品を写真とともに紹介します。

《ムカルナスの変異》ミハエル・ハンスマイヤー
学習したイスラム建築の情報をもとに人工知能が作り出したものとのこと。動物が絵を描いても人工知能がデザインしても気にならない人間ですが、これはなぜか不安を感じます。その不安はどこからやってくるのか。例えば人工知能ではなく人間が作ったものと解説されていれば生じないものなのか。しばらく考えさせられました。

《シュガーベイブ》ディムート・シュトレーベ
上野の森美術館の「ゴッホ展」に行った後なので感慨もひとしおですね。自分の耳と比べると小さいような。《シュガーベイブ》が展示してあるスペースのそばで、やくしまるえつこの『わたしは人類』が繰り返し流れていました。コンセプトは人類滅亡後の音楽だそうです。谷山浩子の『テングサの歌』を思い出しました。海で生まれたテングサは何億年でも何万年でも退屈せずに過ごせます。2時間でも2カ月でも2100万年でもぼんやりとできるなんて次はテングサに生まれたいですね。

未来と芸術展の作品を見ていると、技術革新により環境・生命を自由に編纂できる力を手に入れた人間とは一体なんなのかと考えました。作品に不気味さを感じたらLOVOTと遊ぶのも良いかも。夜間会館だと子供があまりいないので、大人でもLOVOTと遊ぶチャンスがありますよ〜。考えさせられた企画展でしたが、車もまだ空を飛ばない世の中なので未来はまだ未来のような気もします。

未来と芸術展_01.jpg未来と芸術展_02.jpg未来と芸術展_03.jpg未来と芸術展_04.jpg
posted by 金沢幸彦 at 13:19| Comment(0) | 日記

2020年02月14日

「5年ぶりのアーティゾン美術館へ」

みなさんこんにちは。春めいた風も吹くようになりましたね。
ただ、体調を崩される方が続出しておりまして、弊所でのご相談やお打ち合わせのリスケジュール等も多くなってます。お互い体調管理には気を付けましょう。
さて、今回も美術関係のことを書かせていただきます。なお、私は、これまでただ漫然と絵画を見てきただけで美術鑑賞者としては「新人」同然で勉強中なのです。そこで、実は以下の記事は、鑑賞眼と知識を持ち合わせている「先達」に内容を監修してもらっています(笑)。

2015年から休館していたアーティゾン美術館の開館記念展「見えてくる光景 コレクションの現在地」へ行ってきました。5年ぶりの訪問です。休館前の企画展「ベスト・オブ・ザ・ベスト」展以来なので懐かしい気持ちになりました。
生まれ変わったアーティゾン美術館は、展示空間にゆとりがあり作品の世界により入り込めそう。海外の美術館のように撮影も可能なので、好きな作品を撮るのも良いですね。今回は作品鑑賞に集中しようと思い撮影しませんでしたが、次回来訪時にはチャレンジしようと考えています。
開館記念展「見えてくる光景 コレクションの現在地」でもアンリ・ルソーに出会いました。ルソーの《牧場》は、その名の通り牧草地に牛と人が描かれているのですが、なんだか牛が人に対して大きすぎるような……。大原美術館所蔵の《パリ近郊の眺め、バニュー村》を思い出しました。こちらの絵も人と牛の大きさが不思議なバランスです。「人物に対して牛はこのくらいと大きさ」といった枠にはまらない表現がルソーの魅力のひとつですね。
オディロン・ルドンの《神秘の語らい》は二人の女性が描かれています。しかし、何をしているのかは不明。諸説あるようですが、個人的には、ひとりがもうひとりの手を取ってどこかへ誘おうとしているように見えます。岐阜県美術館の《神秘的な対話》との関連も気になりました。他にも類似の作品があるようなので、見比べて内容を考察してみたいものです。
2015年以来のアーティゾン美術館。開館記念展ということもあって、とても充実した企画展でした。今後も休館中に収集された作品などが展示されるそうで、さらなる出会いが楽しみです。
posted by 金沢幸彦 at 09:41| Comment(0) | 日記

2020年01月31日

ブログ復活しました

久しくブログの更新が途絶えていましたが、今後は堅苦しく考えずに、法律の話だけでなく、趣味の美術館巡りの話なども書いていきたいと思います。
再開1回目は、「へそまがり日本美術」という美術展のお話です。

2019年5月、府中市美術館で開催された「へそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで」を見てきました。昨年訪れた中で最も好きな企画展です。

一番の楽しみは三代将軍徳川家光が描いた絵を見ること。ミミズク、うさぎ、鳳凰の絵がありました。味わい深い絵との前評判は知っていましたが、確かにどの絵も言葉にできない不思議な仕上がりでした。特に鳳凰は「ぴよぴよ」と鳴き出しそうな様子でした。

会場には、日本美術の企画展にもかかわらず、フランスの画家アンリ・ルソーの『フリュマンス・ビッシュの肖像』があり異彩を放っていました。地面から浮いている人物、人が通れなさそうなとても細い道、感情が読み取れない平面的な顔……ピカソが愛好していたのも納得な、今まで見たどの絵にも当てはまらない独特な作品でした。

長澤蘆雪の子犬がじゃれあっている絵に思わず和んだり、うなだれているように見える鶴の絵に驚いたり、へそまがりへの愛情あふれる解説におかしくなったりと、見どころの多い展覧会でした。

ゆる〜い絵やへそ曲がりな絵を通して、教科書に載っていないもうひとつの日本美術史に触れることができました。
posted by 金沢幸彦 at 19:02| Comment(0) | 日記